
河川水質に配慮した、農業生産手法の開発
北海道当別高等学校園芸デザイン科では、川をきれいにする取り組みの一つとして、農耕地からの肥料養分の流出を防ぐ栽培方法の試験を行っております。本校の教育農場に通常通り化学肥料を使う試験区と、余分な化学肥料を吸収させるためにジャガイモと一緒に牧草(イタリアンライグラス)を栽培する草生栽培試験区を設置し、地下1mの地下水の水質を定期的にサンプリングし、今回の基金で導入された炎光光度計で水質分析を行っています。また、本校農場の排水溝や、本校農場の排水が流入するパンケ川を定期的に採水し、炎光光度計で水質調査を実施しています。
現在のところ、パンケ川の上流よりも、本校周辺のパンケ川中流では水質が悪化していること、本校農場を含めて農耕地からの排水に肥料成分が含まれていることを理解することができました。このことから、農耕地から肥料成分が流出し川を汚している可能性が高いことが考えられました。草生栽培が肥料流出を防ぐ切り札になるかどうかはまだわかりませんが、これから秋にかけても調査を継続し、農耕地は川の源流であることを意識した栽培法の検討を進めていきます。

パンケ川の採水

地下水のサンプリング

炎光光度計での水質調査
千歳川ウエルカムサーモンクリーンリバー
当会は、「水環境に対して節度と良識のある社会の形成に寄与する」ことを目的に平成5年に発足し、NPOの認証を平成11年4月(北海道知事)に得ています。目的達成のために、流域の自然と水を守る植樹活動、子ども達に川の大切さや危険を回避する方法を知って貰う川に学ぶ体験活動、川下りによる交流活動、川の清掃活動等を行っています。
今般、「きれいな川と暮らそう」基金の助成を受けて実施した川の清掃活動(千歳川ウエルカムサーモンクリーンリバー)は、シャケの溯上シーズンに合わせ、堤防側からは樹木等が障害となって拾い難い水辺のゴミを、ゴムボートやカヌー等を使用して川の側から拾うもので、36名参加のもと、ゴムボートやカヌー等15艇を使用して行われました。

ゴミの探索

ゴミ拾いの様子
土渕川プロジェクト
今年の活動では「緑のカーテン計画」を実行しています。本校は、弘前市内を流れる土渕川に隣接しており、川沿いを歩いて登下校している生徒が多い。一昨年あたりから、家の軒下に朝顔を植える家庭が増えつつあり、その風景がとても涼しそうに見えた。そのため、来年以降に橋から朝顔やゴーヤのカーテンが下がっていると、より涼しい河川敷になり、川沿いを歩く弘前市民の憩いの場になるのではないだろうか。その構想を実現するために、まず弘前市立第一中学校の校舎に、朝顔とゴーヤの緑のカーテンを試作しています。5月下旬に百個のプランターに朝顔とゴーヤの苗を植え、校舎の窓下に置きました。
「一中Greeens」という名称で、生徒のボランティアを集め、朝と夕方に水やりをしています。週に一回くらい成長記録をつけ、水をやるだけでは花も実もつきにくいことが分かったので、月に1回ぐらい液体肥料や、固形の追肥を与えています。
課題は、今年の夏の暑さで、なかなか成長しなかったことです。夏休みを何とか乗り越え、9月に入ったころにやっと教室の窓に葉っぱが見える程度に成長しました。目標は、校舎2階まで葉っぱが生い茂ることです。
本校では、他にも(1)春季土渕川ゴミ拾い、(2)春季加藤川調整池清掃ゴミ拾い、(3)下記岩木川河川敷泥上げ作業、(4)夏季土渕川生態調査、(5)夏季弘前市河川清掃、(6)秋季土渕川ウォーク(ゴミ拾い)など、生徒を中心としたボランティア活動を精力的に行っています。


江合川「水の神さまマップとDVD教材」づくり
江合川は米どころ大崎平野の中央部を縦断して流れる、全長80kmの一級河川です。上流は全国有数の鬼首、鳴子温泉があります。流域にはたくさんの水利施設と降雨の安定を祈った水神様、疲れを癒す温泉の神さまなど多数存在します。東日本大震災で「水のありがたさ」に気づかされた今、水の神さまを通して地域の人々の闘いと「水の大切さ」を子どもたちに伝えていこうと取組み開始は少し遅れましたが、メンバーは意気込んでいます。鬼首地区にある荒雄川神社は川の名前が神社の名前になっている古い神社です。写真は5月19日に予備調査に行ったときのものですが、先日9月9日に例大祭があり、神楽奉納の場面をDVD収録してきました。

荒雄川(江合川の別名)神社の予備調査

例大祭でのお神楽奉納
川の日記念事業
7月7日の「川の日」を記念し、7月2日(土)那須町「余笹川ふれあい公園」において、那須町の幼児、小学生等約350人が参加して川とふれあうイベントが開催されました。ヤマメの稚魚が子供達によって余笹川に放流されたあと、会場ではマス等のつかみ取り、鮎の友釣り体験、投網の実演、川の学習等が行われました。特にマスのつかみ取りは特設のプールの中で、子供達は大はしゃぎをしながら魚と格闘していました。子供の頃から身近な河川での水遊びを体験することにより、川や水に対する愛着が自然に身に付いていくものと思っています。

ヤマメの稚魚放流

川の学習
荒久沢川クリーン大作戦
この事業は、乗附学童クラブの関係者が年に3回の河川除草及び河川清掃を行うものです。小学校に隣接する荒久沢川をきれいにすることにより、子供達の遊び場の一つである大切な空間が確保され、大変喜ばれております。
これからも、子供達や地域の方のために、クリーン大作戦を継続していくつもりです。

除草及び集草の様子

集草の様子
川の学校
「川の学校」の教室となる花輪川は印旛沼水系の八千代市北西部にある小川です。付近の工業団地からの処理水と周辺の丘陵地からの染み出し水が水源であり、他の河川と比べて水質が安定しており、川面まで降りることのできる階段が数箇所に施されています。最近都会では川遊びがほとんど出来なくなってしまいましたが、この花輪川の環境を利用して、水環境の調査、水生昆虫やザリガニ、魚類の生息調査、観察をしてもらい、川遊びという体験を通して多様な生物の尊さ、自然環境の大切さを子供たちに気付いてもらうことが目的です。

川岸の階段で朝のミーティング
落合川・黒目川の写真コンテスト2011
私たちの会は、東京都東久留米市内を流れる川「落合川」の今ある河川環境を次の世代につなげようと2007年から活動しています。(環境省平成の名水百選に都内で唯一選出された川)主な活動はお魚の調査、水辺に集まる昆虫や水草調査、そして川のお掃除も毎月実施しています。
また写真コンテストや冬には野鳥の観察会なども行っています。年代も性別も職業も違う自然を愛する人のボランティアグループです。

会のマスコット ほとけどじょう

調査風景 何がいるんですか?
目黒川で泳ぎたいプロジェクト
私たちは昨春から目黒川が、いつか子どもたちが安心して遊べるような「ふるさとの川」になることを目標に、活動を行なっています。そのため、安全に川で遊ぶための方法や指導者の養成をしつつ、目黒川河岸でゴミ拾いをしたり、生きもの調査やEボート乗船体験会などを開催して、子どもたちと川で楽しく学びながら活動をしています。
今後は、上流に位置する世田谷区、中流の目黒区の皆さんと一緒に流域で協力しながら活動を続けていきたいと思っています。
8月には2回目の川流れと併せてEボート乗船体験と川沿いのゴミ拾いを行ないました。
次回は10月に、目黒川の生きもの調査と清掃活動を予定しています。

目黒川での川流れ体験
全国一斉1万人・川の流れ体験キャンペーン
体険を通して川の特性や上手な付き合い方を知ることが河川の環境を良くする・水難事故を減らす事に繋がると考え、川遊びが多くなる時期に合わせ、日本全国19箇所(北海道から九州まで)で「川の流れ体験キャンペーン」の開催を企画しました。各会場独自のプログラムに共通プログラムとして (1)川の安全講習 (2)川の流れ体験(ライフジャケットを正しく着用) (3)クリーン作戦 を盛り込み、体険を通じて、川の面白さ、豊かさ、恵み、怖さ、自らを守る知恵、川の現状等を知ってもらいます。

尻別川(北海道) カヌーツーリングの途中で浮いて流れてみる。

日野川(福井県) 冷たかったけど流れていると気持ちよかった!

秋川(東京都) この流れは多摩川を通って東京湾につづく…
夏の市民活動体験フェア
8月2日(火)「夏の市民活動体験フェア」のイベントの一つとして“前田川で清流と戯れる!”を主催しました(参加者:市民2名、学童保育児童17名、保護者4名、会員:6名)。前田川には木道、飛び石など全長1.4kmの遊歩道があり、滝(堰)や川原もあります。途中、川歩き、滝登り、ターザンごっこなど体験しましたが、メーンは水生生物調査。初めてみるカゲロウ、カワゲラ、ヘビトンボや、ヨシノボリ、ヌマエビなど捕れて、みなさん大変楽しそうでした。

前田川の水生生物調査
鶴見川流域環境学習
鶴見川は流域人口約190万人の都市の川ですが、下水道の整備が進み、たくさんの生きものが暮らしています。暮らしの足元を流れる川に住む生きものに親しみ、環境を知り、愛着を持って「きれいな川」づくりをさらに進めるため、小学校の河川環境学習のお手伝いを進めています。
授業の際には、安全対策を十分に行うとともに、魅力ある体験活動が行えるよう、専門のスタッフが子どもたちの体験のサポートをしています。

水辺のクリーンアップ

川の生き物観察
水質調査と清流スクール
五泉トゲソの会では、市内小学校の3、4年生に総合的学習の支援をしています。6月には5校の学校で10回の総合学習支援をしました。6月16日には五泉市立村松小学校の4年生児童と近くに流れる一級河川滝谷川で水生昆虫調べをしました。身近な川がどのような水質となっているのか、COD調査や透視度、流速などを調べました。また、水の汚れ度を測る水生昆虫調べでは、コオニヤンマ、カワニナなどが見つかり、水質階級IIの「少しきたない水」と判定されました。また8月7日に、夏の早出川「清流スクール」を実施しました。今年は天候が不順で、7月末の大雨では新潟・福島にまたがる阿賀野川添いの五泉市にも大きな被害をもたらしました。当日は阿賀野川の支流早出川の濁りも収まり、待っていた夏のカヌー、着衣水泳、投網の体験を楽しみました。大雨で一部の行事は中止となりましたが、親子でカヌーなどを楽しみました。お昼には持参した昼食と会で用意した豚汁をいただき、事故もなく無事終了しました。

滝谷川の川の汚れと水生昆虫調べ

夏の早出川「清流スクール」
天然記念物イタセンパラ、オニバスを守る
氷見市の文化を象徴する十二町潟内に生息する「イタセンパラ」や「オニバス発生地」は、国の天然記念物に指定されているが、未確認期間が長かったため、地域の関心が低くなっています。人々の意識から消え去ろうとしている「イタセンパラ」や「オニバス」を復活させるための研究や、オニバス・イタセンパラの生態や生活史を記録・収集し、調査研究した成果を後世に伝承することで、地域の宝である天然記念物と住民との距離を近づけることを活動目的としています。これまで、1979年から2011年まで30年以上も「国指定天然記念物オニバス発生地」内でオニバスが復活していないことから、指定地外からオニバスを天然記念物発生地内に移植する活動を行っています。今年は300株以上も移植しましたが、残念ながら、アメリカザリガニに茎を切られたり、泥に定着しないなどの理由から、移植は上手く行きませんでした。来年度はオニバスの周りをネットで囲み、アメリカザリガニの進入を防ぐなどの対策を取りたいと考えています。
また、氷見市に生息する魚類を種類ごとに分類し、生きた魚をスケッチすることで、魚の特徴をつかむイベントを行いました。イベントには富山大学から先生を呼び、氷見市における川の話や魚の話を通して、自然の大切さを学びました。

オニバスの移植

魚を調べよう

イタセンパラの雄雌
ウシモツゴが生息できる豊かな農業用水路の水環境を再生する取り組み
私達、岐阜・美濃生態系研究会は、岐阜県の関市と美濃市のため池でウシモツゴ(絶滅危惧種IA類)の野生復帰に成功しました。しかし、それらため池から脱出したウシモツゴが周辺の農業用水路系に定着し、生息域を広げた例はまだありません。そこで、関市の中池公園内に造成されたビオトープと周辺用水路系に様々な構造を試行的に導入し、ビオトープの池から脱出したウシモツゴが定着できる用水路の構造を調べ、確認する努力を継続しています。
人力によるビオトープの仕上げ

ビオトープ横の水路の水位確保

ビオトープ、水路等の水質検査
「ふるさとの川」づくり
三島市の源兵衛川は、多くの市民の努力によって清流がよみがえり、豊かな生態系を持つ水辺環境が再生されました。しかし近年、下流域ではヘドロが堆積し、外来種のアメリカザリガニやハーブ類が増加するなど、環境悪化が進みつつあります。そこで、市民・専門家・NPO・土地改良区・企業・行政などと協力して、生き物調査や土砂・外来植物の除去作業など、生き物がすみやすい水辺環境の復元再生を目指した「ふるさとの川」づくりに取り組み、生物多様性を守り育てていきます。

環境悪化が進行する源兵衛川下流部

「ふるさとの川づくり」に取り組む
アレチウリの生態的防除法の研究
本校の近くを流れる一級河川の猪名川には特定外来生物のアレチウリが繁茂しています。本種の防除法には除草剤を用いた化学的防除や建設重機を用いた機械的防除がおこなわれていますが、環境におよぼす影響が大きいため、それ以外の防除法を研究することが望まれます。雑草防除法の一つにマルチング法があります。わらやバーク等を敷くことによって雑草の発生を抑える方法です。そこで、3号ポリポットにアレチウリの種子を播種し、ポットの上に10cmおよび20cmの厚さに剪定枝から作ったチップを敷きました。また、対照区としてマルチングしないものも用意しました。これらの鉢からアレチウリが発芽するかを調査したところ、対照区の発芽率は62%もあったが、20cm区は0%、10cm区は10%でした。10cm区の苗の胚軸長は明らかに長く、これらのことから20cmの厚さにマルチングすることが望ましいと思われます。
また、猪名川でのアレチウリの生息状況も調査しており、調査地域(池田市、伊丹市、川西市)ではアレチウリの発生は少なく、様々な種類の帰化植物が生息していることもわかりました。ただ、国土交通省によって「わんど」が造られた場所は重機を用いて地面が撹乱されたため、アレチウリがかなり発生していました。

アレチウリの種子を採取

対照区(マルチングなし)

20cm区(マルチング20cm)
発見!!生き物の道〜流域住民による飛鳥川を守り育てる活動〜
6月に行った「飛鳥川の水辺の生き物観察会」では子どもがドジョウやナマズ等のたくさんの魚の赤ちゃんを捕まえ、観察しました。夏休みには飛鳥川の源流探検を行い、源流の森や川での体験を通して「源流の水の冷たさにびっくり」等、子どもは多くの貴重な体験をしました。小学校での出前授業では「飛鳥川の自然探し」を行い、飛鳥川の生き物や水質を調べることを通して、人間が川を汚していることを知り、2学期はどうしたら飛鳥川をきれいに出来るのか考えて行く事になりました。

水辺の生き物観察会

小学校への出前授業

飛鳥川の源流探検
長瀬川ウォークと大和川水遊び
農業用水路や景観形成の場、地域のビオトープと言った多面的な要素を持つ「長瀬川」に沿って歩きながら、「長瀬川」の様々な魅力を感じてもらうとともに、その源である「大和川」での水辺遊びを通じて豊かな感性を養い、環境保全の大切さを認識し、水辺の原体験を通じた地域の交流を図ってもらうことを目的に、平成23年9月10日(土)に「長瀬川ウォークと大和川水辺遊び」を開催しました。当日は、スタッフを除いて約50名の方に参加頂きましたが、まず、長瀬川と玉串川の合流地点である二俣に集合し、中河内地域の小学校の水辺活動の紹介、長瀬川と二俣分水の説明を市職員と築留土地改良区の職員で行なうとともに、長瀬川沿いにある「新田ゼラチン(株)」さんより、長瀬川とその水を使って作ったゼラチンの紹介もしていただきました。
その後、参加者みんなで、長瀬川沿いを大和川に向って歩き、約1時間後に大和川河川敷(河内橋下)に到着しましたが、そこでは、大和川で採れた様々な魚の水槽展示、大和川や長瀬川の水の水質調査(パックテスト)、透視度の計測などを行いました。
当日は、暑い中ではありましたが、その後、大和川の水辺に入り、少し涼しさも感じられたようです。大和川では、当日の朝、川に沈めたプラスチック瓶(魚を採る仕掛け)の中に入った小魚・エビ等を子供たちに引き上げてもらったり、投網の体験などもしてもらいました。

長瀬川ウォークに出発

魚の仕掛けに集まる子供たち

大和川で採れた魚の水槽展示
人と自然の豊かで強い絆をめざして
成良中学校では、尼崎の川や運河と海の水質浄化や、周辺の環境改善を目的とした多角的な取り組みを行っています。またそれらが循環型社会の構築につながるように工夫しています。運河の環境や歴史を学習し、実験水路では徳島大学と連携して貝や藻類の特性を利用した水質浄化活動を行っています。実験水路で発生する貝類や藻類で堆肥を作り、作物栽培や地域を流れる庄下川周辺の緑化活動に活用しています。
運河の貝や藻類での堆肥づくり

実験水路の貝や藻類の回収作業

尼崎運河の水質改善学習会








